日本一の薬木巨樹・メグスリノキが育つ会津盆地喜多方・雄国山麓からブログ発信中!田中雅人喜多方市議 1級建築士 飯豊の山の案内人 Eメール miyabi-7@plum.plala.or.jp
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福島を応援している、と長崎市長!

 今日8/9は2度目の原子爆弾投下から73年、「非核化へ導くのは被爆国の責任」と田上長崎市長が平和宣言でキッパリ!さらに長崎は福島の復興を応援している、とわが福島県への配慮ある言葉に長崎からの連帯の篤い心を感じます。安倍総理はあいさつで「国連での核兵器禁止条約」には一切触れず、日本の首相らしからぬ特異な政治姿勢を世界に示しました。「長崎市長の平和宣言」こそ、世界に伝えたい日本国民の願いにふさわしい「主張」だったのではないでしょうか!
(以下の文はコピペ)

<長崎の平和宣言>
 73年前の今日、8月9日午前11時2分。真夏の空に炸裂(さくれつ)した一発の原子爆弾により、長崎の街は無残な姿に変わり果てました。人も動物も草も木も、生きとし生けるものすべてが焼き尽くされ、廃虚と化した街にはおびただしい数の死体が散乱し、川には水を求めて力尽きたたくさんの死体が浮き沈みしながら河口にまで達しました。15万人が死傷し、なんとか生き延びた人々も心と体に深い傷を負い、今も放射線の後障害に苦しみ続けています。


 原爆は、人間が人間らしく生きる尊厳を容赦なく奪い去る残酷な兵器なのです。

 1946年、創設されたばかりの国際連合は、核兵器など大量破壊兵器の廃絶を国連総会決議第1号としました。同じ年に公布された日本国憲法は、平和主義を揺るぎない柱の一つに据えました。広島・長崎が体験した原爆の惨禍とそれをもたらした戦争を、二度と繰り返さないという強い決意を示し、その実現を未来に託したのです。

 昨年、この決意を実現しようと訴え続けた国々と被爆者をはじめとする多くの人々の努力が実り、国連で核兵器禁止条約が採択されました。そして、条約の採択に大きな貢献をした核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)ノーベル平和賞を受賞しました。この二つの出来事は、地球上の多くの人々が、核兵器のない世界の実現を求め続けている証(あかし)です。

 しかし、第2次世界大戦終結から73年がたった今も、世界には1万4450発の核弾頭が存在しています。しかも、核兵器は必要だと平然と主張し、核兵器を使って軍事力を強化しようとする動きが再び強まっていることに、被爆地は強い懸念を持っています。

 核兵器を持つ国々と核の傘に依存している国々のリーダーに訴えます。国連総会決議第1号で核兵器の廃絶を目標とした決意を忘れないでください。そして50年前に核不拡散条約NPT)で交わした「核軍縮に誠実に取り組む」という世界との約束を果たしてください。人類がもう一度被爆者を生む過ちを犯してしまう前に、核兵器に頼らない安全保障政策に転換することを強く求めます。

 そして世界の皆さん、核兵器禁止条約が一日も早く発効するよう、自分の国の政府と国会に条約の署名と批准を求めてください。

 日本政府は、核兵器禁止条約に署名しない立場をとっています。それに対して今、300を超える地方議会が条約の署名と批准を求める声を上げています。日本政府には、唯一の戦争被爆国として、核兵器禁止条約に賛同し、世界を非核化に導く道義的責任を果たすことを求めます。

 今、朝鮮半島では非核化と平和に向けた新しい動きが生まれつつあります。南北首脳による「板門店宣言」や初めての米朝首脳会談を起点として、粘り強い外交によって、後戻りすることのない非核化が実現することを、被爆地は大きな期待を持って見守っています。日本政府には、この絶好の機会を生かし、日本と朝鮮半島全体を非核化する「北東アジア非核兵器地帯」の実現に向けた努力を求めます。

 長崎の核兵器廃絶運動を長年牽引(けんいん)してきた二人の被爆者が、昨年、相次いで亡くなりました。その一人の土山秀夫さんは、核兵器に頼ろうとする国々のリーダーに対し、こう述べています。「あなた方が核兵器を所有し、またこれから保有しようとすることは、何の自慢にもならない。それどころか恥ずべき人道に対する犯罪の加担者となりかねないことを知るべきである」。もう一人の被爆者谷口稜曄さんはこう述べました。「核兵器と人類は共存できないのです。こんな苦しみは、もう私たちだけでたくさんです。人間が人間として生きていくためには、地球上に一発たりとも核兵器を残してはなりません」

 二人は、戦争や被爆の体験がない人たちが道を間違えてしまうことを強く心配していました。二人がいなくなった今、改めて「戦争をしない」という日本国憲法に込められた思いを次世代に引き継がなければならないと思います。

 平和な世界の実現に向けて、私たち一人ひとりに出来ることはたくさんあります。

 被爆地を訪れ、核兵器の怖さと歴史を知ることはその一つです。自分のまちの戦争体験を聴くことも大切なことです。体験は共有できなくても、平和への思いは共有できます。

 長崎で生まれた核兵器廃絶一万人署名活動は、高校生たちの発案で始まりました。若い世代の発想と行動力は新しい活動を生み出す力を持っています。

 折り鶴を折って被爆地に送り続けている人もいます。文化や風習の異なる国の人たちと交流することで、相互理解を深めることも平和につながります。自分の好きな音楽やスポーツを通して平和への思いを表現することもできます。市民社会こそ平和を生む基盤です。「戦争の文化」ではなく「平和の文化」を、市民社会の力で世界中に広げていきましょう。

 東日本大震災原発事故から7年が経過した今も、放射線の影響は福島の皆さんを苦しめ続けています。長崎は、復興に向け努力されている福島の皆さんを引き続き応援していきます。

 被爆者の平均年齢は82歳を超えました。日本政府には、今なお原爆の後障害に苦しむ被爆者のさらなる援護の充実とともに、今も被爆者と認定されていない「被爆体験者」の一日も早い救済を求めます。

 原子爆弾で亡くなられた方々に心から追悼の意を捧げ、私たち長崎市民は、核兵器のない世界と恒久平和の実現のため、世界の皆さんとともに力を尽くし続けることをここに宣言します。

 2018年(平成30年)8月9日 長崎市長 田上富久

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ハグロトンボ


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by tanaka-masato | 2018-08-09 21:13 | 平和と憲法のこと | Comments(2)

広島県知事のあいさつが素晴らしい!


2018年8月6日の式典、湯崎広島県知事の「あいさつ」は胸を打ちました。(ネットからコピペしました。ぜひお読みください!)

【あい さ つ】

 原爆犠牲者の御霊(みたま)に,広島県民を代表して,謹んで哀悼の誠(まこと)を捧げますとともに,今なお,後遺症で苦しんでおられる被爆者や,ご遺族の方々に,心からお見舞い申し上げます。

 草木も生えないと言われた被爆75年をあと二年後に控え,私たちは今大きな波にさらされています。

 一筋の光明は,広島と長崎で我々が潜り抜けた筆舌に尽くし難い非人道的な経験が,本当は口にしたくもない被爆者の長年にわたる証言によって多くの国に共有され,核兵器の非人道性に軸足を置いた核兵器禁止条約が国際的に合意されたことです。

 他方,世界では各地で国際的緊張が高まり,核兵器国は競って核兵器の更新や能力向上,さらには「使える核兵器」の開発にまで進もうとしています。これは,未だに核兵器国を中心とする国々が,核抑止力による力の均衡を信じているからです。

 では,核抑止力の本質は何か。簡単に子供に説明するとすれば,このようなものではないでしょうか。

 「いいかい,うちとお隣さんは仲が悪いけど,もし何かあれば,お隣のご一家全員を家ごと吹き飛ばす爆弾が仕掛けてあって,そのボタンはいつでも押せるようになってるし,お隣さんもうちを吹き飛ばす爆弾を仕掛けてある。一家全滅はお互い,いやだろ。だからお隣さんはうちに手を出すことはしないし,うちもお隣に失礼はしない。決して大喧嘩にはならないんだ。爆弾は多分誤作動しないし,誤ってボタンを押すこともないと思う。だからお前は安心して暮らしていればいいんだよ。」

 一体どれだけの大人が本気で子供たちにこのような説明をできるというのでしょうか。

 良き大人がするべきは,お隣が確実に吹き飛ぶよう爆弾に工夫をこらすことではなく,爆弾はなくてもお隣と大喧嘩しないようにするにはどうすればよいか考え,それを実行することではないでしょうか。

 私たちは,二度も実際に一家を吹き飛ばされ,そして今なおそのために傷ついた多くの人々を抱える唯一の国民として,核抑止のくびきを乗り越え,新たな安全保障の在り方を構築するため,世界の叡智を集めていくべきです。NPT運用検討会議も開催される二年後の被爆75年に向けて,今こそ世界に向けて立ち上がり,行動するときです。

 私たちの,そして世界中の子供たちに,本当の安心をもたらしてやるために全力を尽くすことが,我々日本の大人たちの道徳的責任だと確信いたします。

 結びに,広島県としても,将来の世代のために核兵器を廃絶し,誰もが幸せで豊かに暮らせる平和な世界を残すことができるよう,世界の皆様と行動していくとともに,高齢化が進む国内外の被爆者援護の更なる充実に全力を尽くすことを改めてここに誓い,平和へのメッセージといたします。

 平成30年8月6日

 広島県知事 湯崎 英彦

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爆心地・ここ600m上空で炸裂

Peace Message

On behalf of the people of HiroshimaPrefecture, I pray for the souls of those who lost their lives in the atomicbombing. I would also like to offer my condolences to the bereaved families andexpress my deepest sympathies to the hibakusha, or atomic bomb survivors, whoeven today suffer from the aftereffects of the bomb.

Shortly after the atomic bombing, it wasbelieved that not even a single blade of grass would grow in Hiroshima for 75years. We will reach that milestone in just two years as we live in this era ofgreat change.

Wesee a ray of light: the international community has agreed to support theTreaty on the Prohibition of Nuclear Weapons, which stresses the inhumanenature of nuclear weapons. This was achieved because many countries knew aboutthe devastatingly inhumane experiences of Hiroshima and Nagasaki—experiencesthat are beyond description—thanks to the many years of efforts of hibakusha totestify to what they actually went through, despite the fact that it waspainful for them to even recall it.

Onthe other hand, we see increased international tension in various parts of theworld. Nuclear states are upgrading their nuclear weapons and enhancing theirperformance, and are even walking on developing “usable” nuclear weapons. Thisis because many countries, particularly nuclear states, still believe in thebalance of power ensured by nuclear deterrence.

Howwill you explain the essence of nuclear deterrence to your children? Usingsimple words that children could understand, I would describe it as follows:

You see, we don’t get along well with ournext-door neighbor. So we have set a bomb that can blow up their house with allthe family inside, just in case. We can press the button to set off this bombany time. Our neighbor, on the other hand, has also set a bomb to blow up ourhouse. Of course, neither family wants both families to end up dead, so I feelassured that they will never press the button. We will never do so, either. Inshort, we will never go into battle against each other. And the bombs will probablynot malfunction. And we won’t press the button by mistake, either, I hope. So,you don’t have to worry.”

How many of you could seriously offer suchan explanation to your children?

Rather than setting a bomb to blow up thenext-door house, we must consider the best way to avoid conflicts, and actaccordingly.

Ourhouse in Japan has been blown up twice. Even today, we still have many peopleinjured by the blasts and radiation, and they continue to suffer from theaftereffects. As the only nation that has experienced these calamities, wefirmly believe that we should gather the wisdom of people all over the world tobuild a new security strategy by releasing ourselves from the yoke of nucleardeterrence and overcoming the notion. In 2020, two years from now, the NPTReview Conference will be held. In the lead-up to that year, which marks the75th anniversary of the atomic bombings, the international community must risetogether and act in concert to achieve a world without nuclear weapons.

Ifirmly believe that it is the moral responsibility of the Japanese people towork to foster world peace so that we can assure our children, and children allover the world, that their houses will be safe in a true sense.

Iwould like to conclude my message of peace by vowing here today to join withthe people of the world to abolish nuclear weapons and leave for futuregenerations a peaceful world where everyone can lead an enriched and happylife. I also pledge to do my best to enhance our support to the aging hibakushaliving both within and outside Japan.

August 6, 2018

Hidehiko Yuzaki

Governor of Hiroshima Prefecture


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by tanaka-masato | 2018-08-08 11:50 | 平和と憲法のこと | Comments(4)

地上600Mと43秒の意味

 市議会二つの合同会派5名による行政調査で7/24,25,26の三日間、静岡県と広島県へ。気温はどこも35℃超、水分補給しながらタオルハンカチぐっしょりの訪問となりました。

静岡の三島市では「スマートウェルネス三島」の取り組みについて・広島の三次市では「小中一貫校の取り組みについて」さらに「平和教育にかかわる施設等」の見学で、貴重な説明と資料をお受けしてきました。

 久しぶりの広島・原爆資料館は現在1部工事中で来年春には全体がリニュアール完成の予定。ともかく激熱の中でも外人訪問者が多数、原爆資料館の英語版を見つめていたのは印象的だった。

あらためて爆心地となった島病院の記念碑前に立ち、73年前の広島・8月6日8時15分、エノラゲイ号が広島市上空9600Mから原子爆弾(リトルボーイ)を投下、を想う。その43秒後、地上から600M上空で爆発、市内は一瞬にして廃墟と化した。


 「原爆は地面に落ちて爆発したと思っていた」という初広島入りの同僚議員、「上空で爆発させることで破壊力は最大となったのか?」と語気を強めた。
 投下場所はそれまで空爆がなかった所として広島が選ばれた。爆弾の威力を確かめるためだろう。投下した爆撃機は原爆の影響から43秒で逃げ切れるタイムリミットとしたのも経過からうかがえた。それらすべてが事前に計算されてから原爆投下が行われたのだろう。73年前「日本はその実験場だった」のだ。冷静にその事実を知る広島の夏となった。

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原爆ドーム前で「戦争のない世界」を誓う!


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by tanaka-masato | 2018-07-27 23:18 | 平和と憲法のこと | Comments(2)

9条を変更しないで!・を採択!

 (ご報告!)

 3月議会で継続審査とされていた「憲法9条を変更しないことを求める」請願(九条の会・喜多方 代表 風間常義さん)は、先日(15日、私の所属するの総務常任委員会(8名)で審査され、請願に賛成5名 反対2名で採択されました。私は「請願書」について賛成の立場で討論を行いました。

本請願は6月議会(予定6/7~21)で総務常任委員会の審査報告を受けて、まとめられた「意見書」について本会議で全議員による採決があります。

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今日の飯豊連峰 田植真っ盛り!



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by tanaka-masato | 2018-05-20 19:44 | 平和と憲法のこと | Comments(4)

改憲のトリックを見破る!


憲法学者の小林節氏(慶応大学名誉教授)の解説
がわかり易い!

「アベ首相の9条改憲には大反対、なぜなら海外で戦争できる国になるからです」、ときっぱり。

(解説)
 自民党の改憲の一丁目一番地は92項の削除です。2項は「戦力は持てない」「交戦権は行使できない」としています。つまり海外で武力行使できないというのが2項です。
 自民党はこの2項を削除することで自衛隊を海外で武力行使できる「軍隊」にしようとしています。2項を削除すると、自衛隊はアメリカの「2軍」として活動することになります。「イスラム過激派」など日本にとっては縁もゆかりもない人々を敵に回してたたかい、そのための兵器を大量に買わされることになる。まったく愚かなことです。 
 しかし2項を削除する改憲は国民の評判が良くない。そこで安倍(晋三)首相が考えたのが、現行の12項はそのままで、新3項に「自衛隊」を明記するという昨年5月の提案です。「12項はそのまま」という首相のウソ、トリックを見抜かないとだめです。


 ローマ法以来「新法は旧法を改廃する」は法の常識です。改憲でできた新9条は、新3項に書かれた、海外での武力行使が可能な「自衛隊」を基準に解釈されます。そうすれば新3項と矛盾する1項、2項は“死ぬ”ことになります。

実は憲法に明記されている国の機関は、衆院、参院、内閣、最高裁判所、会計検査院だけです。都道府県だって「地方公共団体」としか書かれていない。警察庁も海上保安庁も、消防庁も書かれていない。「行政権」として書かれているだけです。そのような中で憲法9条に「自衛隊」を書き込んだらどうなるのか。「天下の国軍」になりますよ。文字通り海外で武力行使ができる国になるのです。

9条改憲以外の改憲項目はナンセンスです。教育の無償化は法律と予算で決めればいいだけの話し。この事を提案している大阪維新の会を改憲に引っ張り込むためのリップサービスです。


・・・憲法9条改憲阻止は歴史的なたたかいです。改憲されると、憲法が権力を縛るという立憲主義を理解してない人たちに国が乗っ取られてしまいます。市民と野党が力を合わせ、9条改憲を阻止しましょう。

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今日の雄国山


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by tanaka-masato | 2018-02-14 13:24 | 平和と憲法のこと | Comments(6)

サーロー節子さんの演説が感動的 その②


 核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN(アイキャン))へのノーベル平和賞授賞式(10日)の記念演説で、被爆者サーロー節子さんの心の叫び、訴えが地球上に響きわたっています。(以下コピペ) 

    

 

(その②)

▼愚行を許さない

 その後の数週間、数カ月間、数年間にわたって、放射線の後遺症により予測もつかないような不可解な形で何千もの人々が亡くなりました。今日に至ってもなお、放射線は人々の命を奪っています。

 広島を思い出すとき、最初に目に浮かぶのは四歳だった私のおい、英治の姿です。小さな体は溶けて、肉の塊に変わり、見分けがつかないほどでした。死によって苦しみから解放されるまで弱々しい声で水が欲しいと言い続けました。

 今この瞬間も、世界中で罪のない子どもたちが核兵器の脅威にさらされています。おいは私にとって、こうした世界の子どもたちを代表する存在となりました。核兵器はいつどんなときも、私たちが愛する全ての人々、いとおしく思う全てを危険にさらしています。私たちはこの愚行をこれ以上許してはなりません。

 苦しみと生き延びるためのいちずな闘いを通じて、そして廃虚から復興するための苦闘を通じて私たち被爆者は確信に至りました。破局をもたらすこうした兵器について、私たちは世界に警告しなければならないのです。繰り返し私たちは証言してきました。

 しかし、広島と長崎(への原爆投下)を残虐行為、戦争犯罪と見なすことをなお拒絶する人たちもいたのです。「正義の戦争」を終わらせた「良い爆弾」だったとするプロパガンダを受け入れたわけです。こうした作り話が破滅的な核軍拡競争をもたらしました。今日に至るまで核軍拡競争は続いています。

 今も九つの国が都市を灰にし、地球上の生命を破壊し、私たちの美しい世界を未来の世代が住めないようにすると脅しています。核兵器の開発は、国家が偉大さの高みに上ることを意味しません。むしろ、この上なく暗い邪悪の深みに転落することを意味するのです。こうした兵器は必要悪ではありません。絶対悪なのです。

▼終わりの始まり

 今年七月七日、世界の大多数の国々が核兵器禁止条約の採択に賛成した時、私は喜びでいっぱいになりました。私はかつて人類の最悪な側面を目撃しましたが、その日は最良の側面を目撃したのです。私たち被爆者は七十二年の間(核兵器が)禁止されることを待ち続けてきました。これを核兵器の終わりの始まりにしようではありませんか。

 責任ある指導者であれば、必ずやこの条約に署名するに違いありません。署名を拒否すれば歴史の厳しい審判を受けることになるでしょう。彼らのふるまいは大量虐殺につながるのだという現実を抽象的な理論が覆い隠すことはもはやありません。「抑止力」とは、軍縮を抑止するものなのだということはもはや明らかです。私たちはもはや恐怖のキノコ雲の下で暮らすことはありません。

 核武装した国々の当局者と、いわゆる「核の傘」の下にいる共犯者たちに言います。私たちの証言を聞きなさい。私たちの警告を心に刻みなさい。そして、自らの行為の重みを知りなさい。あなたたちはそれぞれ、人類を危険にさらす暴力の体系を構成する不可欠な要素となっているのです。私たちは悪の陳腐さを警戒しましょう。

 世界のあらゆる国の、全ての大統領と首相に懇願します。この条約に参加してください。核による滅亡の脅威を永久になくしてください。

▼光に向かって

 私は十三歳の時、くすぶるがれきの中に閉じ込められても、頑張り続けました。光に向かって進み続けました。そして生き残りました。いま私たちにとって、核禁止条約が光です。この会場にいる皆さんに、世界中で聞いている皆さんに、広島の倒壊した建物の中で耳にした呼び掛けの言葉を繰り返します。「諦めるな。頑張れ。光が見えるか。それに向かってはっていくんだ」

 今夜、燃え立つたいまつを持ってオスロの通りを行進し、核の恐怖という暗い夜から抜け出しましょう。どんな障害に直面しようとも、私たちは進み続け、頑張り、他の人たちとこの光を分かち合い続けます。この光は、かけがえのない世界を存続させるために私たちが傾ける情熱であり、誓いなのです。 (ノーベル財団公表の公式テキストによる)


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72年後に偲ぶ

 


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by tanaka-masato | 2017-12-15 19:07 | 平和と憲法のこと | Comments(6)

サーロー節子さん、感動の演説その①


 ノーベル平和賞受賞式で10日、被爆者サーロー節子さんの演説が感動的です。核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN(アイキャン))で活動する思いが全世界に響き伝わるようです。(以下コピペ) 

    

 両陛下。ノルウェー・ノーベル賞委員会の高名なメンバーの皆さま。ここにいる、そして世界中にいる運動家の仲間たち。淑女、紳士の皆さま。

 ICANの運動を形づくる傑出した全ての人々に成り代わってベアトリス(・フィン事務局長)と共にこの賞を受け取ることは大変な栄誉です。私たちは核兵器の時代を終わらせることができる、終わらせるのだという、かくも大きな希望を皆さま一人一人が私に与えてくれます。

▼座視しない

 被爆者は、奇跡のような偶然によって広島と長崎の原爆を生き延びました。私は被爆者の一人としてお話しします。七十年以上にわたって私たちは核兵器の廃絶に取り組んできました。

 私たちは、この恐ろしい兵器の開発と実験から危害を被った世界中の人々と連帯してきました。(核実験が行われた)ムルロア、エケル、セミパラチンスク、マラリンガ、ビキニといった長く忘れられた地の人々。土地と海を放射線にさらされ、人体実験に使われ、文化を永遠に破壊された人々と連帯してきました。

 私たちは犠牲者であることに甘んじることはありませんでした。灼熱(しゃくねつ)の終末を即座に迎えることや、世界がゆっくりと汚染されていくことに対し、手をこまねいていることは拒否しました。いわゆる大国が、無謀にも私たちを核のたそがれから核の闇夜の間際へと送り込むことを、恐怖の中で座視することは拒否しました。私たちは立ち上がりました。生き延びた体験を分かち合いました。人類と核兵器は共存できないのだと声にしました。

▼叫び声聞こえた

 きょう、この会場で皆さまには、広島と長崎で死を遂げた全ての人々の存在を感じてほしいと思います。雲霞(うんか)のような二十数万の魂を身の回りに感じていただきたいのです。一人一人に名前があったのです。誰かから愛されていたのです。彼らの死は、無駄ではなかったと確認しましょう。

 米国が最初の原爆を私が住んでいた都市、広島に投下した時、私はまだ十三歳でした。私は今もあの朝を鮮明に覚えています。八時十五分、窓からの青みを帯びた白い閃光(せんこう)に目がくらみました。体が宙に浮かぶ感覚を覚えています。

 静かな闇の中で意識を取り戻すと、倒壊した建物の中で身動きできないことに気付きました。級友たちの弱々しい叫び声が聞こえてきました。「お母さん、助けて。神さま、助けて」

 そして突然、私の左肩に手が触れるのを感じました。「諦めるな。頑張れ。助けてやる。あの隙間から光が差すのが見えるか。あそこまでできるだけ速くはっていくんだ」。誰かがこう言うのが聞こえました。はい出ると、倒壊した建物には火が付いていました。あの建物にいた級友のほとんどは生きたまま焼かれ、死にました。そこら中が途方もなく完全に破壊されているのを目にしました。

 幽霊のような人影が行列をつくり、足を引きずりながら通り過ぎていきました。人々は異様なまでに傷を負っていました。血を流し、やけどを負い、黒く焦げて、腫れ上がっていました。体の一部を失っていました。肉と皮膚が骨からぶら下がっていました。飛び出た眼球を手に受け止めている人もいました。おなかが裂けて開き、腸が外に垂れ下がっている人もいました。人間の肉体が焼けた時の嫌な悪臭が立ち込めていました。

 このようにして、私の愛する都市は一発の爆弾によって消滅したのです。住民のほとんどは非戦闘員でした。彼らは燃やされ、焼き尽くされ、炭になりました。その中には私の家族と三百五十一人の級友が含まれています。(その②につづく)

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広島於て 10/末


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by tanaka-masato | 2017-12-12 21:06 | 平和と憲法のこと | Comments(4)

至極真っ当な提言!その④

錦帯橋の足元・構造美
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内田樹氏が論じる、その④/4・・・(まさとの勉強部屋です)

<国会の威信回復のために改革を>

 さっぱり希望のない総括だが、原因がわかれば対処のしようもわかる。立憲デモクラシーを守るために私たちがまずなすべきことは立法府を良識の府として再興することである。国民の代表者がその知性と熱誠を賭して国事を議す場としての威信を回復することである。そのためには国会の威信をいたずらに貶(おとし)めている制度の見直しが必要である。

 第一に、政党の得票数と議席数が相関するような仕組みに選挙制度を改めること。第二に、首相が任意の時に「国民を代表する選挙された議員」を失職させることができるという憲法違反の7条解散を廃し、解散条件を憲法69条に定める通り、衆院で不信任決議案が可決されるかまたは信任決議案が否決された場合に限定すること。この二つは立法府再興のために必須である。

 以下は努力目標。
一、「国会は機能していない」というのは事実認知的言明であるが、それと同時に「だから選挙なんかしても無駄だ」という遂行的なメッセージをも発信することだということを周知させること。二、「すべての社会制度は株式会社のように組織化されるべきだ」というのは理論的には無根拠で、実践的には破綻しかけている一つのイデオロギーに過ぎないことを明らかにすること。「株式会社モデル」は営利目的の組織には適用できても、存続することそれ自体が目標であるような集団(親族や部族や国家)には適用できない。三、人々が対話を通じて意見をすり合わせ、合意形成し、採択した政策については全員が責任を持ってそれを履行するという社会契約は戦後日本社会にはついに根づかなかったという痛ましい歴史的事実を見つめること。そして、立憲デモクラシーという社会契約を日本社会に根づかせる事業は未了であるどころかある意味でまだ始まってさえいないと認めること。立憲デモクラシーの再興(というより起動)にはそれだけの手間と時間をかけるしかないのである。私が今言えるのはこれくらいである。

(内田樹)

うちだ・たつる

 1950年、東京都生まれ。思想家。武道と哲学研究のための学塾「凱風館」(神戸市)を主宰。東京大文学部卒。神戸女学院大名誉教授。専門はフランス現代思想だが、論じるテーマは社会、政治、歴史、教育、宗教など幅広い。著書は『街場のメディア論』(光文社)、『街場の共同体論』(潮新書)など多数



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by tanaka-masato | 2017-11-22 16:37 | 平和と憲法のこと | Comments(2)

至極真っ当な提言!その③

内田樹氏が論じる、③/4
<安倍首相を「独裁」とする理由

 今さら定義を確認するまでもないが、立法府は「法律の制定者」であり、行政府は「法律の執行者」である。この二つが別の機関であるような政体を「共和制」と呼び、法律の制定者と執行者が同一である政体のことを「独裁制」と呼ぶ。安倍首相は「私は立法府の長である」と口走った時に「日本は独裁制である」と言い間違えたのである。普通なら政治生命が終わりかねないほどの失言であり、後からこっそり議事録を書き換えて済む話ではない。

 けれども、メディアも有権者もそれを咎(とが)めなかった。それは首相自身と同じように人々もまた「立法府は行政府の長が実質的には支配している」と実感していたし、「それで何が悪いのか?」と思う人さえたくさん存在していたからである。

 自民党改憲草案の「目玉」は緊急事態条項であるが、これは平たく言えば、民主的手続きによって独裁制を成立させる手順を明記したものである。

 草案によれば、内閣総理大臣は「外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、地震等による大規模な自然災害」に際して緊急事態の宣言を発することができる。緊急事態が宣言されると、憲法は事実上停止され、内閣の定める政令が法律に代わる。衆院選挙は行われないので議員たちは宣言下では「終身議員」となる。つまり、発令時点で与党が過半数を占めていれば、国会が承認を繰り返す限り、宣言は半永久的に延長できるのである。そのような宣言の無制限の延長は不当だという国民の声は議会外でのデモやストで表示するしかないが、そのような行為そのものが「社会秩序の混乱」として緊急事態宣言の正当性を根拠づけることになる。

 そういう出口のないループに日本国民を閉じ込めるために緊急事態条項は整備されているのである。だが、このように「独裁制への移行」が着々と準備されていることに対して、国民の反応はきわめて鈍い。それどころか先に述べたように「独裁制で何が悪いのか?」と不思議がる人がもう少なくない。今回の選挙でも、若い有権者たちが自民党に好感を持つ傾向があることが指摘された。それは自民党が作ろうとしている独裁制社会が彼らにとって特に違和感のないものだからである。

 若い人たちは「株式会社のような制度」しか経験したことがない。トップが方針を決めて、下はそれに従う。経営方針の当否はマーケットが判定するので、従業員は経営方針について意見を求められることもなく、意見を持つ必要もない。それが、彼らが子どもの時から経験してきたすべての組織の実相である。家庭も、学校も、部活も、バイトも、就職先も、全部「そういう組織」だったのだから、彼らがそれを「自然」で「合理的」なシステムだと信じたとしても誰も責めることはできない。

 構成員が民主的な討議と対話を通じて合意形成し、リーダーは仲間の中から互選され、その言動についてつねにきびしい批判にさらされている「民主的組織」などというものを今時の若い人は生まれてから一度も見たことがないのである。見たことがないのだから、彼らが「そんな空想を信じるなんて、あんたの頭はどこまで『お花畑』なんだ」と冷笑するのは当然なのである。

 以上が総選挙結果を見て感じたことである。政権与党の目標は、さしあたり国会は立憲デモクラシーのアリバイ作りのための空疎なセレモニーの場であり、議員たちは「選良」というにはほど遠い人物ばかりであるという印象を国民に刷り込むことである。これは日々成功し続けている。そうして立法府の威信は崩壊し、行政府への権限集中に対する国民的期待が高まる。そういう文脈の中で見ると、安倍政権のすべての行動が周到に準備されたものであることがよくわかるはずである。 (つづく)

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錦帯橋の下方部


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by tanaka-masato | 2017-11-20 20:41 | 平和と憲法のこと | Comments(2)

至極真っ当な提言!その②

内田樹氏が論じる、その②

<安倍政権による「印象操作」>

 今回も「積極的棄権」を呼びかけた知識人がいた。彼は「議会制民主主義はもう機能していない」という痛苦な現実を広く有権者に知らしめようという教化的善意からそうしたらしいが、「議会制民主主義はもう機能していない」と有権者が信じることからも最も大きな利益を得るのが政権与党だという事実を見落としていたとしたら短見と言う他ない。

 事実、「立法府は機能していない」という印象操作に安倍内閣ほど熱心に取り組み、かつ成功した政権は過去にない。質問に答えず、はぐらかし、詭弁(きべん)を弄し、ヤジを飛ばし、法案内容を理解していないので野党議員の質問に答えることのできない大臣を答弁に立たせ、審議時間が足りたと思うと殴り合いと怒号の中で強行採決をした。臨時国会の召集要請に応えず、野党の質問を受けるのが嫌さに国会を解散し、選挙後の特別国会では所信表明も代表質問もなしにいきなり閉会しようとした。これらの一連の行動は与党の驕(おご)りや気の緩みによってなされたわけではない。そうではなくて、「国会は実質的にはほとんど機能していないので、あってもなくてもどうでもよい無用の機関だ(現に国会閉会中も行政機関は平常通り機能していたし、国民生活にも支障は出なかったではないか)」という印象を国民の間に浸透させるために計画的に行われているのである。

 同じ配慮はこれまでも議員の選考においても示されてきた。固有の支援組織を持ち、それなりの政治的見識を持っているので党執行部に抗(あらが)うことができるような気骨のある政治家は遠ざけられ、代わりに執行部の「面接」を受けて、その眼鏡にかなったサラリーマン議員たちが大量に採用された。彼らは執行部に選挙区を割り振られ、資金も組織も丸抱えの党営選挙で議員になった。だから、執行部に命じられるまま立ったり、座ったり、野党の質問にヤジを飛ばしたりする「ロボット」であることに特に不満を抱いていない。同じことは他の野党にも見られる。維新の会も都民ファーストも、当選した議員たちはメディアのインタビューに個別に答えることを禁じられていたが、多くの議員はそれに不満を抱いているようには見えなかった。「議員は個人の政治的意見を持つ必要はない。いかなる政策が正しいかを決定するのは上の仕事である」という採用条件を知った上で就職した政党「従業員」としては、それが当然だと彼らが信じていたからである。

 立法府の威信は、このような粘り強い掘り崩しによって著しく低下した。立法府が「国権の最高機関」としての威信を失えば、行政府の力が強まる。今、子どもたちに「国権の最高機関は?」と訊(たず)ねたら、ほとんどの子どもは「内閣」と答えるだろう。現に、安倍首相は昨年の衆院予算委員会で野党委員の質問に対して「議会についてはですね、私は立法府、立法府の長であります」と発言した。のちにこれは「行政府の長」の言い間違いであるとして、議事録から削除されたが、フロイトを引くまでもなく、こういう「言い間違い」のうちに人の隠された本心が露呈する。首相は単独過半数を擁する政党の総裁であるわけだから、通したい法案は通せる。だから彼が「自分は行政府の長であり、かつ立法府の長でもある」と内心では思っていたとしても不思議はない。しかし、それでもこの「言い間違い」が含意している政治的な意味について、日本のメディアはあまりに無頓着だったように思う。(つづく)

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錦帯橋 山口県岩国市


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by tanaka-masato | 2017-11-19 20:33 | 平和と憲法のこと | Comments(2)