先月、小学校時代の友と京都へ。何十年ぶりの修学旅行みたい、という友の表現もよかった。真夏の清水寺へかけあがる坂道の途中、右手階段を下った先に見えた
「喫茶去」と暖簾にある「京極」さんに涼を求めた。同行した8人が椅子に座るとほぼ満席状態のお店だがほかに6帖ほどの小上がりがあって心地良い空間と皆が感じた。注文はビールをガマンし、めいめいが煎茶・菓子・ブラジルアイスコーヒー、抹茶氷水をいただきしばし汗をしずめる。
「喫茶去」は「お茶を飲んだらさっさとお帰りするところ?」との思いつき解釈は的を射ず、読みは「キッサコ」で、禅の世界で「まあ、お茶でも飲んでいってください」の挨拶のような意味だという。しばしの癒し旅、夏の京都でいい言葉に出会った。
清水寺の防火用水