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福島原発事故が明らかにしたもの・・・その②

②<本質的に未完成な原発技術>

 第二は、現在の原発技術は、本質的に未完成で危険なものだという事です。
 いま開発されているどんな形の原子炉も、核エネルギーを取り出す過程で、ばく大な放射性物質=「死の灰」を生み出します。100万kWの原発が1年間稼動すると、広島型原発1000発を超える「死の灰」がたまります。そして、このばく大な「死の灰」を、どんな事態が起こっても、原子炉の内部に安全に閉じ込める手段を人類は手に入れていません。そのことはわずか30年余りの間に、それぞれ条件や原因は異なるものの、スリーマイル島原発事故(1979年)、チェルノブイリ原発事故(1986年)、福島原発事故(2011年)と、人類が3回もの重大事故を体験したという事実そのもので証明されています。原発がその中に巨大な「死の灰」をかかえ、それを閉じ込める保証がない-----ここにこそ原発の持つ危険性の本質があります。

 くわえて、現在わが国のほとんどの原発でつかわれている「軽水炉」という原子炉には、固有の弱点があります。「軽水炉のしくみは、運転中はもちろん運転中止後であっても、冷却水で炉心を冷やしつづけることによって、かろうじて安定が保たれるというものであり、冷却水がなくなると、わずかの時間に炉心が溶け、コントロール不能に陥ってしまいます。すなわち、冷却水がなくなった場合にそれを解決して原子炉を安定的な方向にむけていく、原子炉としての固有の安定性を持っていません。こうした「軽水炉」の構造上の問題は、スリーマイル原発事故で現実のものとなり、事故後の米国議会の報告書でも「軽水炉」の欠陥として指摘されていた問題でした。それが、今回の福島原発事故ではより深刻な形で示されることになりました。

 さらに、「使用済み核燃料」を後始末する方法が、まったく見つけ出されていないことも、現在の原発技術のもつ重大な弱点です。政府は青森六ヶ所村に建設した「再処理工場」に、全国の原発で生じた「使用済み核燃料」を集め「再処理」、「再利用」する計画でしたが、この施設は原発以上に技術的に未完成で危険なもので、実際に多くの事故を起こし、稼動するメドがたっていません。かりに稼動したとしても、その結果生まれる「高レベル放射性物質」をどう処分するかについて、だれもその答えをもっていません。「再処理工場」が稼動せず、「再処理工場」の中の「貯蔵プール」に貯蔵されている「使用済み核燃料」もほぼ満杯なため、原発で生じた「使用済み核燃料」はそれぞれの原発の「貯蔵プール」に貯蔵されていますが、あと数年で満杯になる原発も少なくありません。「使用済み核燃料」の「貯蔵プール」も、冷却しつづけることが必要であり、それが出来なくなったときには、放射能汚染の発火点になることは、福島原発事故で示されたことでした。

<なぜ未完成のまま?>
 こうした原発の技術的な未完成と危険は、今日の原子力技術がたどってきた不幸な歴史に根源があります。「軽水炉」はもともと原子力潜水艦の動力として開発された軍事技術でした。「安全など二の次、三の次」という軍用に開発された原子炉がそのまま陸揚げされ、商業用原発に転用されたことに、この原子炉の持つ危険性の歴史的な根源があることを指摘しなければなりません。
 ばく大な放射能を閉じ込めておく保証がないどころか、その構造において本質的な不安定性をかかえ、放射性廃棄物の処理方法にいたってはまったく見通しがない-----こうした技術を使い続けていいのか。このことが問われているのです。・・・(6/13の志位さんの記者会見で発表された内容です)

福島原発事故が明らかにしたもの・・・その②_b0092858_19402929.jpg

竹林

by tanaka-masato | 2011-07-18 19:48 | 市民のくらし | Comments(2)
Commented by yachotori at 2011-07-19 20:17
寿命を大幅はに延長して使用し続け、更に大量の死の灰を抱え込み、
安全な処理技術も手にしていない危険な状態で、これからも後処理
のための負担は押しつけられることになるんでしょうね。
Commented by tanaka-masato at 2011-07-19 21:07
おばんなんやした、yachotoriさん。
原子炉の寿命をムリ無理延長して、出る原発ゴミの後始末ができない
現実があります。無責任な話しも原発マネーの前に屈服してきた歴史、
子らのためにキッパリ、ここは廃炉の道しかないと思います。
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