<いまが満開かな>
いまは亡き斉藤慧先生からだいぶ前に、塩川町には会津一の巨木が6本あって、そのうちの一本「
イヌザクラの巨木」が金川地区・にあるよと言われていました。ご一緒させて頂いて現地(駒形堰上9号地区)にも行きましたが当時は駒形堰の堰水路沿いに雑木林に埋没するようにありましたから、近寄りがたく比較的目立たちにくいところにありました。
今回駒形堰の改修に伴って「イヌザクラ」もしっかり守られ、写真に納めることが出来ました。
樹形は4~5本の株立ち姿で珍しいものだと思います。
近くの田んぼで農作業中の尾崎さんも、「花が咲かないからこの木はなんだろうね?」との感想をお持ちでした。
イヌザクラは「桜」とは言え、桜の花見で連想するあの「桜」ではなくて、イヌザクラの花は、ウワミズザクラに似て小さな房状のビンブラシのような花なのです。4月末頃の花見の季節にはこの「イヌザクラ」ははまだ若葉も小さく「桜」の仲間には見えなかったようです。いわゆる「桜」のようではありませんが巨木ゆえ遠目でみるイヌザクラの房状の花は白く咲いていて、今は満開を少し過ぎた時期かもしれません。
駒形に新しい「宝物」が出現です!
<手元にある斉藤先生の調査資料では>
所在地・塩川町金橋字狭間田地内
胸高周囲
475㎝
(ばら科)樹高
21m