自制求める外交努力こそ重要・・・軍事対応は外交解決台無しにする
<志位委員長が会見>
日本共産党の志位和夫委員長は二十六日の記者会見で、北朝鮮が「ロケット」発射の動きを見せ、日本政府が「
破壊命令」を出そうとしていることについて問われ、次のように述べました。
一、いま、なにより重要なのは、北東アジア地域の緊張を悪化させるいかなる行為も慎むことであり、北朝鮮にたいしてはロケット発射を自制することを強く迫るあらゆる外交的努力を尽くすことだ。
一、そのときにそのような外交的努力をまったくやらないまま、軍事で身構えるという日本政府の対応は、問題の外交的解決を台無しにするものだ。わが党は、政府の対応にはくみしえない。
一、外交的努力という点では、日朝平壌宣言(二〇〇二年九月)で、日朝間で何かトラブルが起こったら何でも話し合いで解決するという項目がある。そのことも含めて、いまあらゆる手段で外交的解決のための努力を尽くすべきだ。
(写真)記者会見する志位和夫委員長=26日、国会内