<東北で1ヶ所・・・喜多方市だけの「合併特例区長」>
3月議会でも特例区長のあり方が議論された。やはり合併の中心となった旧喜多方市にまちづくりが集中し、周囲の旧町村が置いてきぼりにされているという市民の感情がある。そこでソフト・ランディングという美名でガッペイショックを和らげようとした「合併特例区」の設置だが、全国では6ヶ所、東北では喜多方市一ヶ所のみである。
総合支所長を兼ねるが費用は年間約4千万円、特例期間5年間で約
2億円だ。制度上も費用対効果からも「見直し議論が必要」との市民の声は多い。市民は議員の報酬引上げにノーであり議会はしっかり市政をチェックしてほしい、が市民感情である。
<次々に消えていく・・・>
喜多方市から法務局が消えた。さらに県立病院・・今度はハローワークが出張所に格下げ、そして相次ぐ企業の倒産、喜多方広域消防が若松と統合のニュース。「住民サービスを低下させない」が合併時の約束でなかったのか。
議会のチェック能力と市長の政治責任が今大きく問われている、とみるべきだ。
「それにしても議会に緊張感がないですね・・・」と記者の声が聞こえてきた。
喜多方市の人口(2月現在)
総人口・5万4649人
男・2万5896人
女・2万8753人
世帯数・1万7469世帯
飯豊山本山付近をアップ
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