<鉄の5倍の強度>
少し前だがNHK・サイエンスゼロの放映には久しぶりに見ごたえを感じた。夢の素材といわれるセルロースナノファイバー(CNF)の実用化が進んでいる。植物から作られるCNFは、環境にやさしく、鉄の5倍の強さがあって軽いというから驚きだ。いま、幅広い分野で利用が期待されている。鉄のコストはキロ当たり50円~200円、CNFはキロ当たり現在5000円~1万円だから、さらにコスト引き下げが必要でその研究がすすんでいるという。自動車の鉄をセルロースにする研究がすでに始まっているというから大きく期待が持てる。
用途は様々でこれからの建築にも大きな変化を予想してしまうがどうだろう。
また森林資源の豊富な日本は、原料調達が容易というメリットもある。2030年には関連市場が1兆円に達すると予測される中、製紙会社などが研究開発や用途開拓を加速しているようだ。
これからはCNFもCLTなど森林資源活用も目が離せない!
雄国山から飯豊連峰 11/初旬