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 原発ゼロへ・・・提案その①

<原発ゼロのプログラムを>

 わが党は、「5~10年以内を目標に原発から撤退するプログラムを政府が策定する」ことを提案するものです。
 すでにのべた日本で原子力発電を続けることのあまりに巨大な危険を考えるならば、できるだけすみやかに原発から撤退することが強く求められます。同時に、電力不足による社会的リスクや混乱は避けなければなりません。また、CO2などの温室効果ガスによる地球温暖化を抑止するという人類的課題もあり、安易な火力発電などに置き換えるやりかたを取るべきではありません。 
そのためにも自然エネルギーの本格的導入と低エネルギー社会への転換にむけて、あらゆる知恵と力を総動員し、最大のスピードでとりくむ必要があります。こうした立場から、5~10年以内を目標にした撤退プログラムを策定することを提案するものです。

 日本の総発電量に占める原子力発電の割合は25.1%(2009年度)です。例えば、5~10年の間に、電力消費量を10%程度削減する、そして、現在の総発電量の9%程度(大規模水力を除くと1%程度)の自然エネルギーによる電力を2.5倍程度に引上げることができるなら、原発による発電量をカバーすることができます
 現在の原発以外の総発電量はバブル経済だった1990年度の原発を含めた総発電量と同じ水準です。また、現時点で、日本にある54基の原発のうち稼動しているのは3分の1にすぎません。夏場の電力消費のピーク時への対応などが必要ですが、原発からの撤退は無理な話しではありません。撤退という決断をしてこそ、自然エネルギーの開発・普及と低エネルギー社会に向けた本格的なとりくみをすすめることができます

 私たちは、『原発からの速やかな撤退、自然エネルギーへの本格的導入』を求め、この点で国民的討論と合意をよびかけています。

 原発ゼロへ・・・提案その① _b0092858_20333856.jpg

雄国山・夕暮れの虹・7/20

by tanaka-masato | 2011-07-22 20:38 | 市民のくらし | Comments(7)
Commented by Sippo5655 at 2011-07-22 21:43
仰る通りですね!
まず、必要なのは確固たる決意ですよね。
そこから、すべてが動き出すような気がします。
国民の総意として、強く求めていってください!
Commented by tanaka-masato at 2011-07-22 22:36
おばんなんやした、Sippoさん。
まず最初は原発から撤退すると言う政治決断が必要ですね。国民の総
意として、頑張りますよ。力を合せましょう。
Commented by turnipman at 2011-07-23 20:00
そこはちょっと異議あります。
明日にでも福島原発並みの事故が若狭でも御前崎でも九州でも起こり得ます。福島は風向きが幸運でしたが、これらでは日本全土が寛大な被害を受けるでしょう。
5~10年をめどには根拠がない。即撤退すべきだと思います。ウランの発掘、輸送、加工処理、使用済燃料の管理に使われる化石燃料は火力発電以上にCO2を出します。(小出裕章曰く)。
Commented by tanaka-masato at 2011-07-24 08:33
おはようございます、turnipmanさん。
原発はコスト安どころか、コスト高であることが国民の前に見えてきまし
た。さらに原発はクリーンでなくトータルで多くのCO2を出してきました。
ですからまず政治決断で原発の撤退を決めること。そして、全国54基
の撤退プログラムを国がつくることです。国民多数の合意はその基本
になりますから運動を強めなければなりません。

Commented by turnipman at 2011-07-24 15:24
5年~10年の間はいろいろ努力するとしても、
原発の稼働も有り得ると受け取られる言い方が問題だと思います。
一方で手に負えない未完成な技術と言いながら、稼働の道を残しています。共産党本部にも意見は伝えました。
提案②もそうですが、住民の合意が有れば稼働も有り得ると言っているようなものです。国民の合意があれば侵略戦争しても良いのか、それと同じ性質の問題です。
ここは全ての稼働に反対すべきだと思います。
いずれは脱原発、当面は稼働なんて、民主も自民公明みんなの党の議員も言い始めています。
Commented by tanaka-masato at 2011-07-25 20:20
おばんなんやした、turnipmanさん。
 するどい問題点の指摘は十分な検討が必要だと思います。危険極ま
りない原発ですが、平たく言えばスイッチを切っても、原発はすぐには
安定した停止(廃炉)とならない特徴があります。廃炉まで20年とも言
われます。そんな、はからずも走り出してしまっている原発を止めるに
は、その異質な特徴への特別な対応が必要だと私は捉えています。
 私達の頑張る方向は、アレコレいいながら稼動延長させるのではな
く、ナニカニいいながら1日早くも廃炉にしていくことです。現在の科学で
は人類の手におえないことが人間の犠牲の下にハッキリしたのですか
ら・・。
Commented by turnipman at 2011-07-26 08:28
共産党が従来から今の原発の危険性を徹底し訴えてきたのは十分承知します。それは断トツの働きをしていたと思います。
その上でです。
共産党が脱原発を明記したのは2000年の22大会だそうです。ただ“段階的撤退”でした。今回の事故後、それを発展させ“速やかな撤退”としました。廃炉にも燃料の管理にも長期間の安全行政は必要ですが、5~10年かけて撤退すると言う場合、その期間は稼働も有り得ると言っているのか、そこが問題なのです。

今財界と民主・自民は、脱原発や段階的撤退やらナニカニいいながら1日早く稼働して既成事実を作ろうとしています。その口車に乗ってはいけない、あらゆる稼働は認めないを前提にすべきです。節電もウソのキャンペーンですが、事故起きるぐらいなら電気なぞいらん!とわめきたいものです。

忙しいのにごめんなさい。
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